レアリティアップで実際に変わるもの
クレアはゲーム初のレアリティアップ対象で、エラ8日目に解放されます。SSR クレアが UR クレアになりますが、勢力はウォリアーのまま、クラスもキャリーのまま、5つのスキルも名前に「上級」が付くだけです。変わるのは、その裏にあるすべての数字です。
最初からやり直しにはなりません。レアリティアップ後の英雄は 6★ から始まり、星ゲージ50段階のうち30段階はすでに終えた状態で、そこから 10★ の上限まで伸ばしていきます。必要な素材も変わりません。変換後の UR が要求するのは引き続き SSR クレアの欠片であって、UR の欠片ではありません。
変わるのは値段です。レアリティアップ経路の各段階は SSR 側のちょうど2倍かかるため、6★ から 10★ までで 1,600 個。同じ4つ星ぶんを SSR の英雄で進めるなら 800 個で済む計算です。
「バッファー」で終わらなくなる
レアリティアップの本当の効果は、彼女自身の火力に出ます。スキルレベルを揃えた検証では、9★ の UR クレアで、元になった完凸 SSR のおよそ1.70倍、10★ で約2.20倍の個人火力になります。どれだけ効くかは相手と、その能力値と自分の能力値の関係次第ですが、方向性に疑いの余地はありません。
その大半はスキル段階から来ているのではありません。攻撃力から来ています。レアリティアップは、4つ星ぶんの成長では届かない幅で攻撃力を引き上げます。サポート枠も 8★ に届いた時点で倍になります。信念は攻撃・HP・防御 +10 %、信念・上級は +20 % に加えて、SSR 版には無かったスキルクールタイム速度 +10 % が付きます。
これで役割そのものが変わります。SSR クレアは「他の英雄に強く殴らせるために編成する英雄」でした。UR クレアは同じ英雄たちを強化しつつ、自分でも強く殴ります。編成にかかる税ではなく、編成の一員になるということです。
まずチームバフが落ち込む
ひとつだけ落とし穴があり、踏み切る前に理解しておく価値があります。勇者の号令 — 攻撃力の高いウォリアー3体のモンスターへのダメージを上げるパッシブ — は、あなたの進行度を引き継ぎません。着地した星から読み直されます。
| 星 | SSR クレア | UR クレア |
|---|---|---|
| 0★ | 8% | 8% |
| 4★ | 9.6% | 10% |
| 9★ | 12% | 14% |
| 10★ | 16% | 22% |
レアリティアップの着地点は 6★ ですが、6★ はまだ 4★ の段階に含まれます。そのためバフは、完凸 SSR がチームに与えていた 16 % から 10 % に下がります。書面上は6ポイントの目減りです。ただし実際には同じ瞬間に彼女自身の火力が上がるので、初日にチームが本当に失うのは数パーセント程度。装備や研究でモンスターダメージをすでに多く積んでいるなら、さらに小さくなります。へこみであって、穴ではありません。
9★ で追い抜く
9★ が肝心の星です。バフは 14 % に届き、完凸 SSR にはなお2ポイント足りませんが、このとき彼女は以前のおよそ1.70倍の火力を出しており、交換としては競っていません。バフの不足を差し引いても、モンスター編成は明確に以前より強くなっています。ここは矢雨の号令・上級が最上段階に達する星でもあり、伸びの多くはここから来ています。
残りは 10★ が片づけます。バフは 22 % まで上がり、SSR が到達できたどの値をも大きく超え、個人火力も約2.20倍に届きます。10★ の UR クレアが優れていない、という読み方は成立しません。
費用は後半に偏っています。6★ から 9★ までが 1,000 個、9★ から 10★ だけでさらに 600 個。最後の1つ星が全行程の3分の1をゆうに超えて持っていきます。
待ち時間ごと省く方法もあります。栄光の講堂レベルはレアリティアップの瞬間に彼女の欠片として支払われ、Lv.160 で 1,600 個すべてを賄えます。変換前に栄光の講堂 Lv.160 まで上げておけば、6★ に着いた時点で全行程ぶんが手元にある状態 — そのまま 10★ まで駆け抜けられ、へこみは一度も起きません。
PvP なら議論の余地はない
ここまではすべてモンスターの話です。勇者の号令が向いている先がそこだからです。PvP は別の問いで、答えはもっと単純です。UR 編成が揃っていないなら、これは手の届く範囲で最大級の単体強化です。
火力は分かりやすい半分。もう半分が信念・上級です。攻撃・HP・防御 +20 % にスキルクールタイム速度 +10 %。SSR 版は +10 % のみでクールタイム短縮は一切ありませんでした。ただし変換と同時には手に入りません。サポート枠が開くのは 8★ で、着地点は 6★。つまり最初の2つ星のあいだ、彼女はサポートスキルを一切持ちません。完凸 SSR クレアは持っていたのに、です。
そのため PvP 編成に入れるなら 8★ が目標になり、しかもこれは安いほうです。レアリティアップの着地点から 600 個、あるいは変換前に貯めておいた栄光の講堂 Lv.60 ぶん。SSR 主体の編成に信念・上級を持つ UR クレアが立つのは、1枠を奪い合うモードでは確かな前進です。
課金して UR 編成が完成している人には、ここまでの話は届きません。あなたの PvP 編成から誰かを押しのけるわけではなく、レアリティアップはふたたびモンスターダメージの判断に戻ります。
で、やるべき?
やるべきです。実際の問題はタイミングだけ。どちらのモードでも大きな改善で、層が薄いなら PvP では絶大、モンスター相手でも見落としがちな理由で絶大です。大事な英雄たちを強化するだけの存在ではなく、強化を続けたまま自分でも本物の火力を出すようになるからです。
留保はあのへこみです。6★ から 9★ のあいだ、モンスター編成は完凸 SSR クレアが支えていた水準をわずかに下回ります。数パーセントで、破滅的ではありませんが確かに存在し、欠片が揃うまで続きます。
つまり助言は「やるかどうか」ではなく順番の話です。栄光の講堂レベルはそのまま上りに変換され、途中の目標は全行程より安く済みます。Lv.60 で 8★ を賄い、PvP 編成が求める信念・上級が戻ります。Lv.100 で 9★、ここではモンスター編成がすでに上回っています。Lv.160 なら全部を賄い、へこみは一切ありません。変換前に貯められるだけ貯めて、そのうえで結局は変換してください。小さく一時的な損失と引き換えに、恒久的に強い英雄が手に入ります。
